Short story AkihisaSawada作。イラストをそえた小さな物語をお楽しみください。

  • カフェで本を読む
  • 恋する部長 バス停
  • クリスマス 熊 プレゼント 女の子
  • ドレス パーティ 女性
  • アイロンをかける女性
  • 雨の日、会社へ向かう上司とOLの女性
Back number

Story #013

ある朝、バス停で出会う美しい女性

「恋する部長のロマンス」

朝起きて、妻にニラ臭いと言われた。 昨日帰りがけに食べた野菜炒めのせいかも知れない。 たいした量のニラではなかったはずなのだが・・・ 続き

Story #012

「キリンミルクのこと」彼女がそう切り出した。

「キリンミルク」

雨が降り始め、僕らは目についたコーヒーショップに入った。 店は賑わっていて、僕らが座れそうな席は奥のトイレのドアの横にようやく一つ。 続き

Story #011

「あなたはいつだって自分勝手過ぎるのよ」

「対ミネストローネ戦争」

「じゃあ言わせてもらいますけどね」、と彼女は言った。 僕らはダイニングテーブルにさし向かいで座り、お互いの目をまっすぐ見つめあっている。続き

Story #010

「大切なのは、自分のペースで物事を進めることだ」

「マドラスチェックはお好き?」

大切なのはね、スイートハート、と僕は言う。 君は裸の体にシーツを巻きつけ、 ベッドに寝転んで頬杖をついて僕を見ている 。続き

Story #009

「愛してるよ、スイートハート」と僕は言った。

「恋する飛行船」

気流に乱れはない。僕らは二人だけでこの飛行船に乗り込んだ。続き

Story #008

昨夜彼女が作ってくれたクラムチャウダーを火にかける。

「クラムチャウダー」

眠ることが出来ない。真夜中ベッドから起き上がりキッチンに立つ。続き

Story #007

「ヒロ・ヤマガタ、私は大嫌いなの」

「ヒロ・ヤマガタ」

その時僕らはどちらも17歳で、それは春休みの図書館だった。続き

Story #006

「君のために、マンモスを1頭しとめてもいいぐらい好きだ」

「マンモスを狩る」

「あなた、私を愛してる?」 時刻は午前3時。魂の時間だ。 続き